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私のケガの体験談
ー 前十字靭帯断裂について ー

飯田夏来

人生最大のケガ「前十字靭帯断裂」

私の人生でいまのところ最大のケガであり、人生初の手術、人生最長の入院期間となった原因の「前十字靭帯断裂」。膝はスノーボードでとてもケガをしやすい場所のひとつです。特にパークでキッカーを飛ぶのが好きな人に起こりやすいのが前十字靭帯の損傷や断裂です。私の知っているスノーボーダーで同じケガをした人、いったい何人いるのでしょう。それほどたくさんいるのです(すべてキッカーを飛んでケガをしている人たちです)。

前十字靭帯断裂までの経緯

左膝前十字靭帯断裂時のレントゲン写真

私の経験を振り返ります。
スロープスタイルでプロに上がって1年目、3月初旬のことでした。翌日から大会で遠方に移動する予定でいたのに思うように練習ができておらず、練習しなきゃという焦りもあり...。
最後のホームでの練習と思って午前中少し遅めにゲレンデに出て、12mくらいのキッカー3連を飛んでいました。
3月でしたがずいぶんと午後から日差しが暖かくなり、後から考えるとおそらく午前と午後でかなりの気温差があったのではないかと思います。
ちょうどお昼のパーク整備が始まり、キッカーの整備中もフリーランしながら整備が終わるのを待ち、さて、また飛ぼうと一本目。スピードチェックのストレートジャンプ。1個目のキッカーを普通に飛び、2個目のキッカーをアプローチ。ちょっと粘る感じがあってスピード遅いな...と思ったのに飛んでしまったのが間違いでした。
なんであの時、冷静な判断ができなかったのだろうと何度思ったことでしょうか。
飛距離が足りず、テーブル落ち。しかも、足りていないのになんとか吸収して立とうとしてしまったのも大きな間違いで、何か体内から「ブチン」と音がしたのは今でも忘れません。

そして私の左膝の前十字靭帯は切れてしまったのでした。

激痛と手術は長いリハビリへの序章だった・・

手術直後の左足

変な音がした直後、「あ、これはちょっとヤバいやつだ!」と本能が教えてくれたので、自分で動かずに助けを呼びました。もちろん激痛で動けないというのもありましたが。スノーモービルで運んでもらい、すぐに雪でアイシング。15分くらい冷やすと自分で歩けるくらいの痛みになっていたので、意外と大丈夫かも?なんて淡い期待を抱きながら翌日に総合病院の整形外科へ行きました。MRIを撮りましょうということになり、さらにその4日後に撮影したところ、見事に完全断裂していました。特に悩む事もなく、すぐに再建手術することを決めました。手術する予定の地元の病院にかかりなおし、約1ヶ月後、前十字靭帯再建手術を行いました。

不幸中の幸い、半月板は切除しなければならないほど損傷していなかったので、前十字靭帯単独での手術となりました。手術自体は1時間もあれば終わるもので、私の場合はなんと半身麻酔で先生たちの様子を終始眺めながらの手術。病院によっては全身麻酔のところもあるようです。腰椎から麻酔を入れ、完全に足の感覚がなくなるまで15分くらいだったでしょうか。そのあとは眠らせてもらえばよかったと思うくらい、膝にえげつない工事がなされていきました...。太ももの裏から筋肉の繊維を採り、それを束ねて前十字靭帯があったところに留めます。なんだかよくわからないうちに手術は終了し、しばらくは麻酔が効いた状態で快適。半身麻酔だから元気だし余裕かと思っていたら、術後4時間くらいから激痛との戦いが開幕。痛くなると薬を追加してもらったりして結局24時間後くらいまで大変辛かったのを覚えています。靭帯の再建手術というのは、翌日くらいからもうリハビリが始まります。翌日なんて、ちょっと足が動くだけでめちゃくちゃ痛いのですが無理やり進展・屈曲の練習をします。このケガの何が大変かというと、手術ではなくその後復帰までにかかる長い長い「リハビリ」。手術した当初はこんなに長くて大変なことになるとは思っていませんでした。今思えば安易に手術を選択してしまったのかも...とさえ思います。

リハビリとの闘い

リハビリで山道をハイキング

入院は膝がある程度伸び、曲がるようになれば退院となります。私は屈曲が悪かったのとゴールデンウィークを挟んでしまったことも重なり、約三週間の入院になりました。ちなみに入院と手術で約33万円。傷害保険のおかげで保険で3分の2ほどは取り戻しましたがやはり高くつきますね。退院後、手術した病院には月に1回くらいのペースで通い、リハビリは自分でほぼやらなければならなかったので、別の病院にリハビリで通院しました。膝の曲げ伸ばしや足あげ運動など本当に地味な地味なリハビリの日々でした。根気強く焦らずにいないとどうしようもないです。なぜかというと、術後半年までは再断裂を起こしやすく、慎重にいかなければならないからです。地味なリハビリを毎日続けながら、とにかく早く筋肉を取り戻したくて、私は3ヶ月後くらいには軽く山道をハイキングしたりしていました。

久しぶりの滑走、戻らない感覚

手術後のイカツイ装具、通称「ドンジョイ」

装具装着のため、左足が太く見える...

そして、再び板を履くことができたのは12月。手術から約7ヶ月後のことでした。久しぶりの感覚にただ滑るのでいっぱいいっぱい、そして膝が痛い。通称「ドンジョイ」と呼ばれるいかつい金属の装具を付けての滑走にも慣れないし、最初は装具がとてもストレスでした。いつものシーズン通り山に篭り、仕事をしながら滑る生活。やっと少し大きめのジャンプを飛べたのは4月だったので、手術から約1年が経っていました。しかも、元どおりという感覚とは程遠い。もうこんなもんにしか戻れないのかなぁと結構落ち込んだものです。私の場合、術後1年ではまだまだ患部に違和感がありました。結局、そこからオフシーズンのトレーニングをしながら次の冬を迎えて山生活を送り、ようやくケガ前くらいに戻れたかな~と感じたのは3月末。その頃には膝の違和感も気にならなくなっていました。手術から約1年と10ヶ月が過ぎていました。またキッカーを飛びたい、飛べる、と思うまでの期間は個人差がものすごくあるとは思います。膝の調子と相談しながら、気持ちの問題も大きくてこんなにも時間がかかってしまいました。

再び飛べたジャンプ、
ケガは成長のための試練だった

やっと飛べたジャンプ。嬉しかったぁ...

20代後半だった私にとって、この2年間というものは結構大きな2年間でした。ケガのせいで無駄な時間を過ごしてしまった...とも思われそうですが、決して無駄だったとは思っていません。ケガをしていなければ気が付かなかったことや得ていなかったであろうものがたくさんあるし、出会っていなかった人たちもたくさんいます。今となってはなるべくして訪れた試練だったのかなあと考えるようにしています。

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