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スキー・スノーボードのケガ
頭部のケガの原因・予防方法

スキー・スノーボードでの転倒や衝突によるケガの中でも、頭部のケガは最も怖いもので気を付けなければなりません。しかし頭部のケガは多数起きており、スキー部位別障害発生率4位(8.1%)、スノーボード部位別障害発生率3位(10.1%)となっています。

スキーで多い頭部のケガは、後部に転倒することよりも前に投げ出された時です。ハイスピードで滑走し、前に投げ出されると立ち木や人にぶつかる可能性も大いにあります。
逆にスノーボードは後ろに転倒しやすく、スキーと比べて後頭部を打ってしまうリスクが高くなります。初心者の頃はバランスを崩しやすく、中上級者でも逆エッジなどによる思わぬ転倒で後頭部を打つことがあります。スキー、スノーボードともにスノーパークでキッカーやハーフパイプに入る人はより危険ですのでヘルメットを着用したほうが良いでしょう。またバックカントリーで自然の山を滑る時は、転倒すると立ち木や岩へ頭部をぶつけるリスクが高く、命に関わるようなケガをする場合もあります。
海外のスキー場では、スキー・スノーボードに関わらず、ヘルメット着用は浸透しているものです。日本のスキー場では以前よりヘルメット着用が広まりつつありますが、まだまだほとんどの人が着用していません。
この差は頭部のケガへのリスクを理解しているかどうかも大きいのではないでしょうか。 今回はスキー・スノーボードで多い頭部のケガについて、リスクと原因、予防方法や実際の治療についてまとめました。

頭部のケガが発生する原因

頭部のケガが発生する原因

頭部のケガは統計上スキーよりもスノーボードの方が頭部のケガは多くなっており、スノーボードの場合、スキーと違って足を1枚のボードに固定していることが原因と考えられます。
特にスノーボード初心者はスピードに対する恐怖心があり、腰が引け体重が後ろに残るため転倒し、後頭部を打ってしまうことがあります。


頭部のケガの種類

頭部のケガは脳に影響を及ぼすケガと影響を及ぼさないケガに分類されます。

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脳に影響を及ぼすケガ

  • 脳震盪
  • 脳損傷:脳挫傷、びまん性脳損傷
  • 頭蓋内血腫:脳内血腫、クモ膜下出血、強制硬膜外血腫、急性硬膜下血腫、 慢性硬膜下血腫

脳に影響を及ぼすケガでは見た目の変化はなく、頭痛やめまい、吐き気などの自覚症状を訴える場合が多いです。症状は多岐にわたり記憶がない、意識を失うなど後遺症が残るケガになり兼ねないため注意が必要です。また、軽い頭痛の症状だけだ、と軽視していると頭蓋内出血していたことに気づかず、後に症状が出現して後遺症が残ってしまう場合もあるため、安易に大丈夫だと判断せず、専門医を受診したほうが良いでしょう。

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脳に影響を及ぼさないケガ

  • 開放性外傷、閉鎖性外傷
  • 頭蓋骨骨折:線状骨折、陥没骨折、縫合離開骨折、頭蓋底骨折

脳に影響を及ぼさないケガの見た目の特徴は、裂傷による出血や打撲や骨折による腫れが見られることです。一見重症に見えるケガですが、止血処置や骨折の治癒など適切な対応をすれば後遺症の心配はありません。しかし脳に影響を及ぼすケガとの合併損傷も起こり得るため注意が必要です。
このように頭部に関するケガには多くのケガの種類があります。下記に詳細を説明していきます。

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脳に影響を及ぼすケガの種類

脳震盪

脳震盪とは頭部や頸部をぶつけるなどの衝撃が加わった際に脳組織に生じるひずみによって脳の機能障害をきたし、精神活動が障害された状態をいいます。
脳そのものにケガはなく、脳の機能に障害が発生した状態をいいます。(レントゲン検査やCT検査で異常は見られない)
症状としては、頭痛、吐き気、めまい、質問に答えるのが遅い、フラフラ歩く、同じことを何度も聞く、時間や日付などがわからなくなるといった症状が現れることがあります。

脳損傷(脳挫傷、びまん性脳損傷)

脳損傷とは衝撃により、たわみ、空洞化現象、回転性の外力が脳に加わり、脳そのものにケガが起きている状態をいいます。
(レントゲン検査やCT検査で異常がみられる)
症状は脳震盪と同じように頭痛、吐き気、めまいなどが現れることがあります。

頭蓋内血腫(急性硬膜下血腫、急性硬膜外血腫など)

頭部に衝撃が加わった際に頭蓋骨と脳の間にずれるような外力が加わり、脳の血管が切れて出血した状態をいいます。(硬膜という膜の外側での出血を硬膜外血腫、内側での出血を硬膜下血腫といいます)
硬膜下血腫は緊急手術を必要とする場合のあるケガで、救急で病院に搬送する必要があります。

脳に影響を及ぼすケガの最大の注意点

脳に影響を及ぼすケガは、見た目の変化はありません。そのためケガとして認識されるケースが少なく、『少し頭がいたい程度で大丈夫だ』と軽視されがちです。しかし、脳に影響を及ぼすケガでは、記憶が損なわれる、人格が変わる、部分的な麻痺(手や足が動かなくなる)など肉体的・精神的な後遺症を一生にわたって患う可能性があります。また頭蓋内血腫では出血した部分が脳を圧迫し、数時間後に意識不明になり最悪の場合死に至ることもあります。
脳へ影響を及ぼすケガの症状は多岐に渡ります。脳への影響を及ぼすケガが発生しないように予防することが最も大切です。頭部をぶつけてしまった場合は少し痛いだけだから大丈夫と軽視せず、必ず専門医を受診するように心がけましょう。

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脳に影響を及ぼさないケガ

開放性外傷(頭皮挫創)、閉鎖性外傷(皮下血腫)

頭皮挫創は頭皮表面に起こる切り傷やすり傷をいいます。また皮下血腫は皮膚の下に出血か起こった状態をいいます。(内出血)

頭蓋骨骨折

頭蓋骨骨折はその名の通り、頭蓋骨に骨折が生じた状態をいいます。骨折にはいくつか種類があり、線状骨折、陥没骨折、縫合離開骨折、頭蓋底骨折などがあります。

脳に影響を及ぼさないケガでも...。

開放性外傷や閉鎖性外傷、頭蓋骨骨折などの脳に影響を及ぼさないとされているケガでも、ケガの仕方によっては脳に影響を及ぼすケガとの合併損傷が起こる可能性があります。
上記のような外傷や骨折は雪面や人、物にぶつかった際に起こりやすいため、脳震盪などの脳に影響を及ぼすケガと合併しやすいのです。 ぶつけてしまい、軽く切れた、タンコブができた、と軽視していると重大な損傷を見落としてしまい、命に関わるケガや後遺症を引き起こすケガになっている可能性もあります。 頭部のケガは、脳に影響を及ぼさないものがあるからといって軽視するべきではありません。

頭部のケガの治療

脳に影響を及ぼすケガの治療は専門医の先生と相談し進めます。生死に関わるケガ、後遺症に関わるケガなので自己判断は避けるべきでしょう。脳に影響を及ぼさないケガは、基本的には安静にし、ケガが治るまで衝撃が加わるようなことは避けるようにしましょう。どちらのケガも専門医の先生がいる病院の受診が望ましいでしょう。

頭部のケガの治療

日常生活が
普通に送れるようになるまでの期間

頭皮挫創や皮下血腫、骨折では日常生活は問題なく過ごすことができます。スポーツに復帰する場合は専門医の許可を取るべきでしょう。
脳に影響を及ぼすケガについては必ず専門医の先生と相談した上で生活・スポーツを行うようにしましょう。場合によっては何ヶ月も症状が続いて、生活に支障をきたすこともあります。

頭部のケガの予防方法

スキーやスノーボードによって起こるケガの中で最も気をつけたいのが「頭部のケガ」です。上で述べたように、脳にダメージがあるということは後遺症も考えられますし、命に関わる自体になることがあるからです。何よりもまず、自分で守るべき大事な頭部は「ヘルメット」を着用することで、大幅にそのリスクを減らすことが出来ます。
スキーでもスノーボードでも、ゲレンデ内をハイスピードで滑走していると60km/時くらいはすぐに出てしまいます。これで転倒すれば交通事故レベルのケガが容易に想定出来ますので、ヘルメット着用は当然必要と考えられます。
では、スピードの出せない初心者ではどうでしょう?特にスノーボードは、スキーと異なり頭部を打ちやすいスポーツと言われます。スキーは左右の足をそれぞれコントロールして後ろに転倒することを制御出来ますが、スノーボードでは慣れないうちこそ自由の効かない足元のせいで後ろに転倒し、頭部を打つリスクが高いのです。転ぶ時には膝を伸ばしたまま倒れることのないよう、気をつけることが大切です。膝を屈曲させることで受け身を取るかたちになり、頭部への衝撃を軽減できます。とっさに受け身を取ることが難しいと感じられる方は迷わずヘルメット着用をおすすめします。

  • まとめ
  • 頭部のケガはスキー・スノーボードの転倒時に起こるケガ
  • 脳に影響を及ぼすケガと及ぼさないケガがある
  • 後遺症など重篤なケガになることもあるので専門医に診てもらう
  • 何ヶ月も完治しないケースもある


監修・執筆者のご紹介

名前 :庄司竜太郎(しょうじ りゅうたろう)
保有資格 : 日本体育協会公認アスレティックトレーナー
経歴 :
男子アイスホッケーU20U18日本代表アスレティックトレーナーとして活動した経歴を持ち、現在は某高校サッカー部のヘッドアスレティックトレーナーとして活動している。
またスポーツ整形外科にて勤務し、様々なスポーツ選手のリハビリテーションを行なう。




監修・執筆者のご紹介

iidanatuki

名前 :飯田夏来(いいだ なつき)
身長 : 162cm
種目 : SS(スロープスタイル)
スタンス : レギュラー
ボード長 :146cm
スタンス幅 : 47cm
アングル : 左12度、右−9度
ホームゲレンデ:星野リゾートアルツ磐梯・猫魔スキー場
メッセ-ジ:
スノーボードで大事なのは、とにかく「楽しむ」ことです。ケガをしない方が楽しめるのは間違いありません。
そのために知っておいて損はない!ということを、私の経験からわかりやすくお伝えします。




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合同会社東京六大陸
神奈川県鎌倉市扇ガ谷1-8-9 鎌工会館303


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