スキー・スノボ保険比較|グッチョイス

スキー・スノーボードのケガ
膝のケガの原因・予防方法

スキー・スノーボードでの転倒や衝突によるケガはよくあることですが、その中でも膝のケガは多く発生します(スキー:部位別傷害発生率1位35.4%、スノーボード:部位別傷害発生率4位8.4%)。
今回はスキー・スノーボードで頻発する膝のケガについて原因や予防方法、実際の治療についてまとめました。

膝のケガが発生する原因

スキー・スノーボードでは転倒した際に膝にストレスが加わってケガをします。 スキーではスキー靴、ビンディング、スキーが固定されており、滑走中にエッジがひっかかり膝に捻りのストレスがかかりケガをすることが多いです。スノーボードでは滑走時やジャンプの着地などの転倒時に膝が内側に倒れてしまいケガをすることが多いです

膝のケガが多い原因

膝のケガの種類

スキー・スノーボードの膝のケガには大きく分けて、2つ種類があります。
1つは継続的にスキー・スノーボードを行っていることで膝を使いすぎて起きるケガ(いわゆるオーバーユース)と、衝突・転倒で突発的に起きるケガです。


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膝を使いすぎて起きるケガ

①腸脛靱帯炎(ちょうけいじんたいえん)

膝の屈伸運動を繰り返すことによって大腿骨(太ももの骨)の外側に位置する靭帯「腸脛靱帯」が大腿骨外顆〈がいか〉とこすれ、滑膜炎を起こし、痛みが発生するケガです。一般的に「ランナー膝」・「ランナーズニー」と呼ばれています。名前のとおり陸上競技の長距離選手に多く見られる症状ですが、長時間膝に負担をかける自転車、バスケットボール、スキー、スノーボードもこれに該当します。
O脚や扁平足が原因で発生することもあり、治療に時間がかかる場合があります。3ヶ月以上完治しない場合は腸脛靭帯の1/2を切離する手術が行われることもあります。再発しないようにするためにはリハビリテーションを必要とするケガです。

②膝蓋腱炎(靭帯炎)

繰り返し膝を使うことで、膝の皿とすねの骨をつなぐ膝蓋腱が傷つき炎症を起こすケガで、膝蓋骨(ひざの皿)の下側に痛みや腫れが生じます。
重症になると腱が完全に切れる「膝蓋腱断裂」が生じてしまいます。
一般的には「ジャンパー膝」「ジャンパーズニー」という名前で知られています。ジャンプをする跳躍競技や、キック動作、ダッシュを頻繁に行うサッカー、バレーボール、バスケットボール、陸上競技、バドミントン、スキー、スノーボードなどのスポーツに多く発生します。
大腿部の前面の筋肉が硬いと症状が出やすいため、ストレッチを行うことで予防ができます。体の使い方が原因で膝にストレスがかかっている場合もあるためリハビリテーションを行い膝にストレスの無い体の使い方を獲得することも重要です。

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突発的に起きるケガ

①膝関節捻挫(靱帯損傷)

スキー外傷の中で最も多く「スキー膝」とも言われるほど。ほとんどが内側の靱帯損傷です。
一般的には、膝を強く打ったり、激しく動かした際に受傷することが多いのですが、スキーでは板の先端が外に開いた状態で転倒し、膝を外側に捻り受傷するパターンが一番多いようです。スノーボードでは、ビンディングがはずれず膝を強く捻り重篤な靱帯損傷となることがあります。
重篤な靭帯損傷の一つ「前十字靭帯断裂」については、エッジが引っかかり転倒、ジャンプの着地時、バランスを崩しての転倒時に膝が内側に崩れるようにしてケガをします。ケガをすると「膝が内側に入った」「ブチっと音がした」「ガクッとした」などと訴えることが多いです。
転倒した際に痛みがなくても、膝のふらつきや不安定感、歩行時の異常があった場合には膝関節捻挫(靱帯損傷)を疑った方が良いでしょう。

②半月板損傷

スキー・スノーボードではジャンプ着地などに際して膝関節が屈曲しつつ回旋をした場合に膝に負担がかかり、 半月板を部分的もしくは全体的に損傷(断裂)することがあります。
膝にひかっかりがある、曲げ伸ばしが出来ないロッキング状態になるなどが主な症状です。
また、膝の靱帯損傷と診断されたあとに膝に水が溜まる、膝が引っかかるなどの症状が出て、検査で半月板断裂がわかることもあります。
前十字靱帯損傷の後、数カ月たってから半月板断裂の症状が出てくることがあります。
手術となった場合、一般生活復帰までは1か月程度、競技復帰は3カ月~半年程度かかります。

実際ケガをした方の声

ここまでで一般的に起こりやすいケガについてお話し致しましたが、具体的にけがをしてしまう状況やその後治療などはどうなってくるのでしょうか。実際にケガをしてしまったプロスノーボーダーの方にインタビューを行ってみました。

実際ケガをした方の声

受傷直後は激痛・・、すぐ歩けたが、診断は「前十字靭帯断裂」

ケガをしてしまった状況としては、競技の練習の為、12mキッカーを飛んだ時、飛距離が足りずにテーブル(平らな部分)で立ちに行ってしまった。
両足で着地しましたが、前膝(左)が内側に入ってしまい、プツンという音がして、激痛が5分ほど続きました。その後は、痛みはおさまり、歩ける状態でした。
キッカーからスノーモービルで救護室へ運ばれ、すぐに病院に搬送されました。受診した日にレントゲン、4日後にMRIを撮り、「前十字靭帯断裂」という診断でした。

前十字靭帯再建手術まで1ヶ月その後は、激痛の中のリハビリ

また滑れるようになるのか、体の事が一番。次に仕事の事が心配でした。すぐに手術と言う訳ではなく受傷から手術まで一ヶ月かかり、不安がつづきました。
はやく終わってほしいと思っていた手術ですが、術後待っていたのは激しい痛みでした。24時間までは固定され、ひたすらアイシング。
術後24時間から48時間までは、受傷した時の何十倍も激しい痛みが続いたのですが、激痛の中リハビリがスタートしました。
約3週間の入院中のリハビリは、膝の曲げ伸ばしがメインで、屈曲と伸展を繰り返して可動域を広げていきます。普通に歩けるようになって退院となりました。

退院までの治療費は33万。傷害保険加入で10万の出費で収まった

リハビリのおかげで、体はなんとか動くようになりましたが、この期間働くことも出来ず、退院まで手術入院等の費用は33万円程かかりました。
ただ万が一のため2000円程度の傷害保険に入っていたため、22万円程もどり、10万円程度の出費で済んだのは、不幸中の幸いでした。
手続などは多少手間はかかりますが、スムーズに支払って貰えたため加入していてよかったです。

退院後の通院とリハビリ、競技復帰までは1年10ヶ月

リハビリ中は、手術前より足が不自由になってしまったので、ここから本当に良くなっていくのかな?という不安は常にありました。
退院して術後半年まで1ヶ月に一度程度通院、それ以降は人によりますが術後1年まで3ヶ月おきくらいで通院しました。
退院後は、手術した病院とは別でリハビリ専門の病院へ通い、主に大腿四頭筋を鍛えるリハビリなどを行いました。またジムへ通い、出来る範囲のトレーニングも行なっていました。

少し滑れるようになるまでには約7ヶ月、キッカーを飛んだり出来る状態に戻すのに約1年かかりました。それでも7割くらいの仕上がりでした。
最終的な選手復帰までは1年10カ月かかりました。

今回私に起きた事故は決して珍しいものではなく、練習や準備が万全であっても起きてしまいます。
アマチュアの方で背伸びをして上級コースや、キッカーを飛ぶ方もいらっしゃいますが、十分な練習と、準備をして挑戦することをおすすめします。


常に万全の準備を行って競技や練習をしているプロでも、ケガをしないことは困難です。
一般のスキーヤー、スノーボーダーの方は、ケガをしないような準備運動や装備品などの備えと、自分自身のレベルにあったコースでの滑走をすることがケガ予防に重要です。
一度大きなケガをしてしまうと、健康な体が傷つくことはもちろんですが、回復までに時間もお金もかかりますので、事前の準備は万全にしておきましょう。

  • 膝のケガ まとめ
  • スキー・スノーボードで膝のケガ多い原因は、「膝を酷使するスポーツ」であることと、「足を板に固定していて、転倒時に膝を捻りやすい」ことが挙げられる。
  • 膝のケガには2種類あり「膝を使いすぎて起きるケガ(オーバーユース)」と,衝突、転倒で「突発的に起きるケガ」がある。
  • 最も多い膝のケガは「膝関節捻挫(靱帯損傷)」でスキー膝と呼ばれる。
  • 準備が万全のプロであっても、怪我は完全には防げないため、一般スキーヤーは、準備運動や力量にあったコース選びをすることで、怪我予防に努めるべき。


監修・執筆者のご紹介

iidanatuki

名前 :飯田夏来(いいだ なつき)
身長 : 162cm
種目 : SS(スロープスタイル)
スタンス : レギュラー
ボード長 :146cm
スタンス幅 : 47cm
アングル : 左12度、右−9度
ホームゲレンデ:星野リゾートアルツ磐梯・猫魔スキー場
メッセ-ジ:
スノーボードで大事なのは、とにかく「楽しむ」ことです。ケガをしない方が楽しめるのは間違いありません。
そのために知っておいて損はない!ということを、私の経験からわかりやすくお伝えします。




スキー・スノーボード向け保険募集代理店

合同会社東京六大陸
神奈川県鎌倉市扇ガ谷1-8-9 鎌工会館303


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当社はau損保の代理店であり当サイト上で保険契約の締結の媒介を行います。
当社はエイチ・エス損保の代理店であり当サイト上で保険契約の締結の代理を行います。

記載している保険料および補償内容等は2017年10月1日現在のものです。

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掲載しているスキー・スノーボード向け保険の説明は概要を紹介したものです。ご契約の際には必ず引受保険会社の各保険会社ホームページ、重要事項のご説明(重要事項説明書)およびご契約のしおり(普通保険約款・特約集)、「注意喚起情報」、「パンフレット」を ご確認の上、お申込みください。

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